『今さら聞けない株式用語辞典』~信用取引とは?~

こんにちは、Max酒井です。今回は信用取引について解説をしたいと思います。

信用取引とは?

信用取引は、証券会社から資金や株式を借りて、株を買ったり、空売りしたりできる仕組みのことを言います。これは、資金を有効に活用できる仕組みで、実際には、自分の資金の約3倍までの取引ができるようになります。例えば、100万円の資金の方は、約3倍の300万円の取引が可能となります。(実際には、333万で3倍よりもちょっと多くなります)。また、空売りと言って、株価が下がると利益を出せるという仕組みを利用できるようになります。信用取引をしていないとこの空売りはできません。これができることによって、株は上がっても下がっても利益を追求できるようになります。

信用取引でできること

■資金の約3倍の取引ができる。⇒最低入金金額は30万円~となります。 ■空売りができる⇒信用取引の最大のメリットです。下げたら儲かる仕組みをもつことになります。

信用取引の始め方

まずは、証券会社の普通の講座である「証券口座」を開設します。その後、ログインした中に新規口座開設や各種口座などの文字がありますので、それをクリックすると信用取引口座の開設という文字があるので、それをクリックして手続きをすることができます。実際には、誰でも申し込みができるものです。信用という文字がついていますが、クレジットカードのような個人信用の審査はありません。

信用取引の利点

■なんといっても「空売り」ができることです。通常の口座「証券口座」で売買できる現物取引(普通に株を買ったり売ったりすること)は、株価が上がらないと利益を上げることができません。この空売りは、違います。空売り(株を証券会社に借りて、市場に売る)は、株価が下げると利益が出ます。逆に上がってしまうと損失になりますので、下げるものを探して売ります。株は下げるときは早いので、利益を上げる効率がぐっとアップします。 空売りを始める方法⇒ ■自分の資金の約3倍が取引できるので資金効率が良くなる。この仕組みをレバレッジと言います。実際には、レバレッジが3倍という言い方をよくします。そして、現物だけしかやっていなくて、資金不足で買えなかった株も買えるようになります。個人投資家は、資金が少ないことが多いですので、このレバレッジを効かせて、たくさんの売買をこなし、お金を回転させて利益を追求することが大切です。信用取引は、回転を利かすには、なくてはならない仕組みといえます。

信用取引の注意点

■空売りは、しっかりと勉強してからやりましょう。⇒株は、本来は、買いで進むというのが基本です。でも株はよく下げます。だから空売りはとても有効なのですが、勉強しないで適当に空売りをしているとけがをすることもあります。上がったものを単に下がると思って空売りしたりすると、思わぬ損失になることもありますので、空売りをやるのであれば、しっかりと勉強してからやりましょう。 ■資金管理を厳重に!⇒自分の資金の約3倍が取引できるようになります。やり始めた時は、今まで買えなかった株が買えたり、株数を買えたりしますので、かなりテンションが上がります。すべてがうまくいけば利益は大きくなるのですが、全力でポジションをもっていたりして、相場が逆に行き、思わぬ損失を出すこともあります。だから、信用取引をやるときは、資金管理をしっかりとやっておかないと資金に無理が掛かり、損失が大きくなる場合がありますので、資金管理をしっかりとやっていきましょう。 ■リスクを管理すれば逆に有利なのがレバレッジ⇒前述したように、株を買いすぎてしまうこともあります。でも、3倍使えるからと言ってすべてを使う必要はないんです。例えば、100万円の現金を入れて(この入れる現金のことを委託保証金と言います)取引可能額が300万円になったとしても、トレードしている金額は、100万くらいしか使わなければ、100万円の資金で現物をやっているのと同じことです。ただ、もう少し、いろいろトレードがしたいので、たとえば、150万円くらいを使ってトレードするようにすれば、リスクを取りすぎることはまずありません。300万円フルポジションを取れば、それは、使い過ぎということになりますが、このように自分が管理できる範囲でやっていれば、何も怖くなく、むしろ、資金が効率的に回せて有利になるということが言えます。

追証(おいしょう)とは?

追証とは、追加保証金のことを言います。この言葉は覚えておきましょう。これは、預けている保証金では、今のポジションを維持することができないので、維持できるための現金を入金してくださいというものです。この時に計算されるのが「保証金維持率」と言います。だいたい、維持率は、20%前後です。例えば、100万円の資金を入れていて、信用取引で株をいくつか買っているとしましょう。その損失の合計が80万円になった時、どうやって計算されているかというと100万円の現金ー80万円の損失=20万円の現金が残っている。こう計算されています。つまり、100万円保証金で入れているんだけど、20万円しか入っていないということになっているんです。そして、損失が80万円よりも多くなってしまうと、100万ー83万=17万となった場合、現金が17万円しかないことになります。先ほど、保証金維持率は、20%と言っていましたね。この20%というのは、100万円の資金であれば、20万円となります。これを割り込んでくると維持ができないので、維持できる現金になるまで入れてくださいとなります。つまり、今回の場合、17万円が現金になってしまったので、その差額の3万円を入金してください。ということになるんです。これを追加保証金=追証と言います。

追証が掛かったらどうするか?

追証が掛かるということは、維持ができないくらい損失が出てしまっているということですね。これは、かなり痛いことです。また、失敗したトレードということが言えます。追証の金額を入れれば、このポジションを維持して、その株が復活して、損失が小さくなり助かるなんてこともあると思いますが、そうでなくて、さらに下がってしまった場合は、損失が膨らんだ分、また追証が発生することになります。これを払い続けるのは、得策とは言えません。かなりきついことですが、一旦ポジションを閉じる(決済する)ことをおすすめします。それが切れないからこそ、そういう状態になってしまったと言えるのですが、追証を払い続けるよりは、マシです。そして、維持率分のお金は残りますので、そこから新たなスタートをするんです。きついですけどね。次からのトレードは、このような追証がかかるようなトレードをすることをなくし、ロスカットの徹底、リスク管理の徹底をすることです。これさえ守っていれば、資金は減りにくいのと追証が発生するような大きな損失を喰らうことはなくなるでしょう。トレードは大きな損失を出さないようにすることが最も大切なことであり、ロスカットは、長くトレードしていくためには欠かせない技術ということが言えますね。

信用取引をやったほうがいい理由

結論からすると個人投資家は、信用取引をやったほうがいいです。資金的な効率、そして、空売りができるというメリット。株式トレードでは、このような有利な条件を駆使して、戦っていくことが大切だと思っています。もちろん、リスクをしっかりと管理すれば、危ないものもないですし、特別なものでもありません。是非、やってみることをおすすめします。

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