塩漬け

【塩漬けとは】

塩漬けとは、買った銘柄の株価が買い値よりも下がってしまい、売却すると損失が出るため、意図せず長期に保有している株式をさします。塩漬けは、買った銘柄の株価が下がった場合に、待てば近いうちに或いはそのうちに上がるのではないかと持ち続け、その後売るタイミングを失って生じるケースが少なくありません。

株式の格言に、「見切り千両、損切り万両」という有名なものがあります。株式投資に損はつきものですが、いざ損を出しそうになると売却を思いとどまり、その結果損失が膨らんでしまうことが少なくないのです。「この価格以下はダメ!」と早めに見切りをつけ、損を覚悟で売ってしまうほうが、塩漬けで停滞している運用資金を有望な株式に利用することができます。

もちろん塩漬けもデメリットとだけでなくメリットもあるので、その点を踏まえて対処法を検討するとよいでしょう。

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メリット

・塩漬け株が安値で長期に低迷した後、株価が回復すれば損を出さずに利益をだせる。 ・配当や株主優待を得られる。配当利回りの良い銘柄なら預金するより特になるケースもある。 ・証券会社の貸株サービスで利用できれば、金利収入が得られる。

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デメリット

・塩漬け株の下落が進み、売却しない場合は損失が予想以上の大きさに膨れ上がる。 ・売却しないので、その分新たな有望な銘柄を買うことができない。つまり、資産効率が悪くなる。 ・含み損を抱える期間が長くなったり、その金額が大きくなったりすると精神的な負担も増す。つまり、ストレスが増大する。

塩漬けの発生メカニズムとは

塩漬け株はできれば保有したくないものですが、発生することもあるでしょう。しかし、その発生の原因を知っていれば塩漬け株の保有を回避できるかもしれません。原因としては次のような点が挙げられます。 1) 急騰した銘柄の高値買い 何らかの要因で急騰し始めた銘柄を高値圏で買ったものの、その後急落したまま安値水準で低迷してしまうケースが少なからず見られます。急騰した勢いなどの印象もあり、「そのうち株価が反転するのではないか」という期待や思い込みなどから売却せずに保有し続けると結果として塩漬け株を作ってしまうのです。 2) 急落した銘柄の安値買い ストップ安などをつけた銘柄を安値で買い入れ、その後の反発を狙ったものの、株価がさらに下落し保有し続けると塩漬け株となってしまいます。 3) 損を抱えてしまうことの心理的な要因 塩漬け株はその保有する株式を売却すればそれで解消できます。しかし、多くの投資家がそれをできないまま塩漬け株を作ってしまうのは「売ると損する」という心理が働くからです。損失への心理的抵抗が強いほど売るタイミングを逃し塩漬け株を作りやすくなるので注意しなければなりません。 以上の点から、株式の売買のタイミングが悪いという投資手法(投資スキル)上の原因と、見切りや損切りできないという心理的な原因があるといえます。

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塩漬け株を発生させた場合の対処法とは

塩漬け株が発生した場合、その対策が必要になりますが、方法としては以下の内容が考えられます。 1) 見切りをつけ売却 塩漬け株がこれ以上値下がりする前に売却することが第一に挙げられます。さらなる含み損の拡大の防止とこれ以上の資産効率の低下を防ぐことが重要です。損失を発生させることになりますが、有望株に売却資金を充てれば早めにその損失を回収できるかもしれません。 2) 反発上昇を期待し保持 塩漬け株となった銘柄でも長期の時間をかけて上昇していくこともあります。低位大型株などの場合、一定期間株価が安値水準を続けた後大きく上昇することも珍しくありません。特に配当をしっかり出し続けている銘柄などは期待できます。こうした銘柄なら短期的な含み損も中長期では解消し、利益が得られるまでの回復も可能でしょう。 3) 配当や株主優待が良いなら保持 その銘柄の内容や企業状況にもよりますが、上記2)のように長期に保有しても信用リスクが低い場合で配当や株主優待が良いなら塩漬け株も保有し続けてよいかもしれません。新規株式への資金の再投入はできないですが、配当が良いなら預金しているよりリターンは多くなります。また、株主にとって素敵な優待が用意されているなら保持しづける価値はあるでしょう。 4) 貸株サービスの利用で金利収入を得る 証券会社では投資家から株式を借り、その見返りに金利を支払うという「貸株サービス」を提供しているところがあります。塩漬け株を貸株サービスに提供すれば、売却することなく貸し出し金利が得られるのです。金利はさまざまですが、1%以上の銘柄も少なからず存在します。また、貸株を行うと株式の名義は証券会社に移行して、配当や株主優待を受ける権利がなくなりますが、それに相当するものを提供してくれる証券会社も少なくありません。

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